大丈夫、進学できます

義務教育後、進学先としてもっとも多いのは、公立や私立の全日制高校です。おおよそ9割の子どもたちが、全日制高校に進学しています。

けれども、実際には、さまざまな進学先があります。

たとえば、愛知県内には公立の定時制高校があります。夕方から夜にかけて授業を行う夜間定時制高校、日中4時間ほど授業を行う昼間定時制高校です。

自宅での学習と教室でのスクーリングを組み合わせて学ぶ通信制高校もあります。「通信制高校はお金がかかる」との声を聞くことがありますが、それは「高校」ではない、別の施設等の費用のことだろうと思います。実際には、愛知県内にお住まいの場合、愛知県内に本校がある通信制高校では、国の支援に加え自治体の補助を併用することで、公立・私立を問わず、授業料は無償となるケースがほとんどです。

また、専修学校高等課程、通称「高等専修学校」があります。全日制高校と同様、通学して学びます。高等専修学校の多くは、高等専修学校卒業と同時に、通信制高校の卒業資格を得ることができます。

いずれの学校も、いわゆる「入試」はあります。ただ、その入学の基準はさまざまです。「進学したい」という子ども自身の気持ちを重視する学校もあります。

学校に通うことが難しくても「学び続けたい」という気持ちが強ければ、高校卒業程度認定試験に挑戦する道もあります。この試験に合格すれば、大学進学が可能です。

さらに、一部の通信制大学では、その大学独自のしくみとして、「特修生」制度を設けています。高校を卒業していなくても、一定期間「特修生」として学ぶことで、その大学の正規の学生となる道が開かれます。

学校に行けない/行かない時期があっても、進学や就職など、さまざまなルートで社会につながり、自分の歩みを続けている先輩たちは、実際にたくさんいます。

未来への不安から少しでも離れられますように、そして、今、目の前にいるお子さんとおだやかに過ごせますように、と願いつつ、これからも進路のことを考えていきたいと思います。

首藤 貴子(愛知産業大学)

引用:親の会パステル『とよあけ子育て相談先ガイド2023』

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